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iPhone,Androidなどモバイル中心の技術メモ

Wi-Fi環境でスクフェスが遅いのはIPv6の影響だった

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どうもWi-Fi環境だとラブライブ!スクールアイドルフェスティバル (スクフェス) が遅いので原因調査した。調査の結果、IPv6の設定が影響して通信が遅くなっていたことが分かった。

Wi-Fi・インターネット環境

designetwork.hatenablog.com

なお、私はiPhoneを使用しているが、Androidでも同様と考えられる。もしかしたらiPhone (iOS) 向けとAndroid向けでアプリ仕様が異なるかもしれない。

発生事象

モバイルLTE環境:問題なし
自宅Wi-Fi環境:画面遷移が遅い

そもそも自宅のフレッツ光が遅かったため、こちらの記事に記載したZOOT NATIVEで高速化した。それでも画面遷移が遅いままだった。

designetwork.hatenablog.com

モバイルLTE環境では画面遷移でストレスを感じることがないが、Wi-Fi環境だと画面遷移に3秒程度要することがあった。

遅い動作

各種操作をしている中で明確に遅いのは勧誘タブに移動するとき。右上にCONNECTING…と表示され、3秒後に画面が切り替わる。通常だとCONNECTING…が表示されたことも気付かないため、明らかに遅い。

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遅かった原因はIPv6

自宅Wi-Fi環境ではデュアルスタックでIPv6を使用可能にしているのだが、その影響でスクフェスの動作が遅くなっていた。

自宅ネットワーク機器でのパケットキャプチャ等で切り分けした結果、勧誘タブをタップしたときの挙動を突き止められた。

遅くなる状態

iPhoneの場合 設定 > Wi-Fi > ◯i で接続中Wi-Fiの詳細情報を確認する。下のようにIPV6 ADDRESSが設定されている場合は同様事象が発生している可能性がある。

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通信概要

確認したところ、勧誘をタップした際の通信シーケンスは以下のようなものだった。毎回固定的に3秒間の遅延が発生していることを疑い確認したところ、IPv6の通信リトライ・タイムアウト、フォールバックが発生していた。

IPv6通信試行→ NG → (1秒後にリトライ)
IPv6通信試行→ NG → (1秒後にリトライ)
IPv6通信試行→ NG → (IPv4にフォールバック)
IPv4通信試行 → OK

問題解消のためにIPv6無効化

今回の問題を解消するために、自宅IPv6ルータでRAによるIPv6アドレス割当の設定を解除した。使用機器により設定方法は異なるため、使用しているWi-Fiルータの情報を確認ください。

まとめ - Wi-Fi環境でスクフェスが遅いのはIPv6の影響だった

確認の結果、自宅Wi-Fiラブライブ!スクールアイドルフェスティバル (スクフェス) が遅いのはIPv6の設定が影響していた。IPv6/Wi-Fiルータの設定を見直してIPv6を無効化することで問題解消し、快適にスクフェスをプレイできるようになった。